「地盤工学会としての基礎杭工事問題に対する中間提言」への意見公募(H28/2/29締切)
最近、マスコミでも大きく取り上げられている「杭」の問題ですが、本件に関する問い合わせも数多く地盤工学会に寄せられています。
これらに対する対応に関して、現状では学会内有識者で対応していますが、今後は制度・法律面やより高度な技術的な観点からの対応も必要とされることが予想されます。
これらに対する学会としての対応を確立するためにも、地盤工学会内にて会長特別委員会を設置しました。
①単なる犯人探しは公益社団法人の仕事ではない。
②倫理を取り上げるだけなら、「きちんとやれ」だけで終わってしまう。
③なぜあのようなことが起こるのか?世の中の仕組みに至らぬところがあるのか?
④至らぬところがあるとすれば、どうすればよいのか?
⑤工学的な観点からの提言を目指す
①現状の問題点の抽出
(ア)基礎杭の種類と施工方法
(イ)地盤調査の方法・頻度
(ウ)調査時の基礎(支持層)の確認の方法 : 地盤調査からのマッピング,調査データからの支持層の評価方法
(エ)設計時の杭長の設定方法
(オ)施工時の支持層の確認方法
(カ)基礎施工後の杭の健全性の確認方法
(キ)構造物竣工後の杭の健全性の確認方法
②制度と工学的な課題の分離
③地盤工学会が何をできるか(地盤工学会ならではの観点)
・平成28年度末を目処に報告書を取りまとめる。
・2月8日プレスリリース 「 地盤工学会としての基礎杭工事問題に対する提言(中間提言)」