■No.10 海外工事・国際協力講習会
東京会場:6月13日
少子高齢化社会の到来に伴う財政上の問題,成熟社会の到来等により我が国の建設業は大きな転換期を迎えている。さらに,TBT協定に代表される国際化への推進が急速に進行している。そこで,我が国の建設業界は,国際市場に進出し,シェアーを拡大していくことが至上命題となっています。この海外市場における建設工事の契約・設計・施工に際しては,国内の慣例のみでは通用しないものであり,相手国の法令や基準等,の把握が必要不可欠となります。このような背景を踏まえて,本講習会では,海外工事の大きなシェアを占める海外経済協力プロジェクトの準備から事後評価に至る全体の概要と,実際の海外建設工事の契約から設計・施工に至るまでの一連のフローと留意点等を経験を交えて解説します。
【分類:国際化−調査・設計・施工−契約・商習慣,CPDポイント:4.0】
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■No.11 土壌浄化技術講習会
中部会場:6月15日
近年,工場やガソリンスタンドの跡地利用に際し,土壌汚染が明らかになり,それを浄化する工事事例が増えています。この種の調査,工事にあたっては地盤特性,汚染物質に応じた的確な知識と経験が求められます。この講習会では,土壌汚染の具体事例を参照しながらその調査,浄化技術をわかりやすく説明いたします。
【分類:地盤環境−汚染地盤対策−地盤浄化,CPDポイント:6.0】
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■No.12 地盤補強技術の新しい適用−他工法との併用技術−講習会
東京会場:10月24日
補強土工法はここ30年間の間で急速に世界中に普及し,数多くの地盤工学的課題の解決に活用されています。最近では,地盤改良や杭など他の工法との併用が多くみられ,新たな技術開発と進展が見込まれています。
本講習会では,新刊本「地盤補強技術の新しい適用−他工法との併用技術−」をテキストとして,これら他工法との併用技術について収集したケーススタディと,その原理や設計・施工法,利点,問題点などを説明するとともに,地盤補強の併用型技術の将来展望にてついてわかりやすく解説します。
【分類:構造物の設計・施工−構造物の維持・補修と補強−補修・補強の方法,CPDポイント:5.5】
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■No.13 土質・基礎に関する技術講習会−技術士受験のポイント−
東京会場:6月29日,30日の2日間
近年,技術士取得の重要性が益々高まっています。そこで技術士第二次試験を受験する方を対象にして,土質・基礎分野の中でも特に出題が多い工種を取り上げ,その調査や施工上のポイントおよび問題の発生から解決までのプロセスを解説する講習会を行います。また講習においては,土質,基礎の分野において活躍されている方々を講師に迎え,技術士受験に際して知識を整理する上で具体的かつわかりやすい解説をするとともに,実務への応用にも大変適した内容となっております。
【分類:国際化−資格・技能取得−技術士(APECエンジニア),CPDポイント:12.0】
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■No.14 第一回
土と基礎の設計計算演習講習会
東京会場:8月1日,2日の2日間
当学会では1968年以来,土質・基礎関係の設計等に従事する技術者を対象に本講習会を開催しておりますが,参加者からは実務に直結すると大変好評を博しています。2002年からは参加者からの演習時間延長の要望に答え,2回に分けて実施しており,「新編・土と基礎の設計計算演習」をテキストに使用して設計計算を行うのに必要な基礎事項・基本理論を解説すると共に,設計計算演習を中心とした講習を行います。実務に携わる技術者にとって,演習を通して土と基礎に関する設計実務が習得できる,大変有意義な講習会です。なお,第1回は「斜面の安定解析,掘削工事における地下水の処理,山留めの設計
等」の内容を予定しております。
【分類:構造物の設計・施工,CPDポイント:12.0】
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■No.15 第二回
土と基礎の設計計算演習講習会
東京会場:9月5日,6日の2日間
本講習会では,兵庫県南部地震を受けて改訂された耐震設計法や,従来単位系からSI単位系への移行を受けて平成12年新たに作り直した「新編・土と基礎の設計計算演習」をテキストに使用し,設計計算演習を中心とした講習を行います。また設計計算を行うのに必要な基礎事項・基本理論を解説します。実務に携わる技術者にとって,演習を通して土と基礎に関する設計実務が習得できる大変有意義な講習会です。第2回は「直接基礎の設計,擁壁の設計,杭基礎の設計
等」の内容を予定しております。
【分類:構造物の設計・施工,CPDポイント:12.0】
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■No.16 わかって使うFEM講習会
東京会場:8月7日〜9日の3日間
コンピュータ技術のめざましい進歩と実務における変形解析のニーズの高まりから,有限要素法(FEM)に基づく数値解析の役割は近年ますます重要なものとなってきています。本講習会では,こうした数値解析の基礎理論およびFEMの解説をするとともに,電算実習を通して実際にFEM解析を参加者自身が体験することで,数値解析への理解をより深めるとともに,FEM解析のより有効な利用法が習得できる構成となっております。
【分類:一般・基礎理論−数値解析理論−土の構成モデル,CPDポイント:28.0】
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■No.17 地盤環境振動対策工法講習会
東京会場:未定
建設作業,各種の工場機械および鉄道・道路などの交通機関を発生源とする振動は,周辺住民に心理的・生理的影響を与えたり,建物・機械などに物理的影響を及ぼす場合があり,最近では地盤における振動程度が小さいときにも苦情問題となる事例が増えております。
このような背景から,本講習会では地盤環境振動問題の現状および各種振動防止対策工について適用事例をまじえながら紹介します。
【分類:地盤環境−リサイクル・環境保全,CPDポイント:6.0】
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■No.18 豪雨時における斜面崩壊のメカニズムと危険度予測講習会
東京会場:10月20日
豪雨における斜面災害は過去より繰り返し起こっており,災害が発生する度に家屋や公共施設の被害だけではなく,貴重な人命が失われています。豪雨時における斜面崩壊のメカニズムや危険度予測については,従来の知見だけでは把握できない部分が多く,今後に残された課題も多くあります。本講習会では新刊本「豪雨時における斜面崩壊のメカニズムと危険度予測」をテキストとして,近年に発生した豪雨時斜面災害の実態を説明するとともに,崩壊のメカニズムや斜面安定解析法についても解説いたします。対策については,従来から進められておりますハード対策だけでなく,避難・通行規制に向けたソフト対策についても解説いたします。各講演の中では,現状の技術水準で明らかになっていることと、今後解決していかなければならない問題点を述べるとともに、災害を最小限に留めるために,現状得られている知見をどのように有効活用し,実務へ取り入れていくべきかについても説明いたします。
【分類:地盤防災−対策・復旧−豪雨・洪水,CPDポイント:6.0】
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■No.19 土壌・地下水汚染における原位置浄化の設計方法講習会
東京会場:「No.8」と合わせて開催する予定
土壌・地下水の原位置浄化を行うにあたり,どのような浄化方針をとり,どのように工法を採用するのか検討する必要があります。その工法を選択するうえで,地盤条件,汚染濃度や分布範囲などから技術的な判断が求められると思います。今回の講習会では,選択した原位置浄化工法の採用根拠や具体的な設計方法について,事例を紹介しながら分かりやすく解説いたします。
【分類:地盤環境−汚染地盤対策−地盤浄化,CPDポイント:6.0】
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■No.20 軟弱地盤対策工法の最新技術講習会
東京会場:11月,関西会場:11月
軟弱地盤対策工法には従来から様々な工法がありますが,この分野の技術の発展には目覚しいものがあり,ニーズの多様化により年々新しい工法が開発されています。特に最近では環境負荷低減,省資源化やリニューアルに対応したものも多く出現しています。
このような背景から,「軟弱地盤対策工法の最新技術」と題した講習会を開催します。最新の軟弱地盤対策技術を概説するとともに具体的な適用事例を紹介します。
【分類:構造物の設計・施工−地盤改良,CPDポイント:6.0】
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■No.21 山岳トンネル工法の調査・設計から施工まで講習会
東京会場:2月の2日間
本学会では,昭和61年に「NATM工法の調査・設計から施工まで」を出版し,以来好評を博してきました。しかしながら出版後20年が経過し,内容的に現在の最新の技術とは格差があるものとなっていました。そのため、出版委員会(委員長:京都大学 朝倉俊弘教授)を設け,内容の大幅な見直しを行ってきました。
本講習会では,改訂版として今年度出版される「実務シリーズ 山岳トンネル工法の調査・設計から施工まで」を使用し,山岳トンネル工法の歴史にはじまり,調査・試験計画の立案,設計手法の選定および各論,実施工における留意点,山岳トンネル工法において重要な役割を占める補助工法についてなど,最新の技術,知見を盛り込んだ内容をわかりやすく解説いたします。
【分類:構造物の設計・施工−地中構造物−トンネル,CPDポイント:12.0】
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■No.22 薬液注入工法の理論・設計・施工講習会
東京会場:2月の2日間
薬液注入工法は,軟弱地盤の強度増加・止水等を目的とした地盤改良工法であり,従来は掘削工事等の補助工法として用いられてきました。しかし近年では,施工技術・品質の向上に伴い,既設構造物の補修や液状化対策等の長期的な目的への適用も拡大し,その適用例が増加するとともに施工・品質管理の重要性も増しています。
本講習会では,新刊本「薬液注入工法の理論・設計・施工」をテキストに,薬液注入工法に関する最新の技術,適用法,設計・施工法などを現状にニーズに沿って分かりやすく解説します。
【分類:構造物の設計・施工−地盤改良−固化,CPDポイント:12.0】
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■No.23 基礎構造物の信頼性設計法講習会
東京会場:12月15日
土木・建築構造物の設計は,今後性能発注型の契約形態へ移行する方向性にあることは間違いありません。こうした背景のもと,地盤工学会は平成16年7月に「性能設計概念に基づいた基礎構造物等に関する設計原則」の基準案を提案しています。
本講習会では,性能照査型設計法における本基準案の位置付けを解説するとともに,構造物の信頼性設計法の基礎理論について説明し,要求される性能を所定の信頼度で満足するための設計手法を事例に基づいて具体的に解説いたします。
【分類:構造物の設計・施工−基礎構造物,CPDポイント:6.0】
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■No.24 地盤防災における地盤・地質情報の活用とその応用講習会
東京会場:12月
1日,北海道会場:12月
5日,九州会場:12月21日
毎年のように,地震や豪雨などを原因とした地盤災害が発生し,その度ごとに災害復旧・対策が行われてきています。しかしながら,「予防にまさる治療なし」と言われるように,地盤防災においても事前の対策が人命・経済的損失を最小限にする最も有効な手段と考えられます。事前対策や周辺住民への災害ポテンシャルの周知等の防災対策には,ハザードマップ等の作成が不可欠であります。
本講習会では,リモートセンシングやGISで得られる時空間情報の地盤防災対策への活用方法について,技術,応用,実例を交えて講習します。
【分類:地盤防災−リスク評価−地盤情報の活用方法,CPDポイント:6.0】
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■No.25 液状化地盤の変形予測および対策工法講習会 東京会場:12月,中部会場:12月
兵庫県南部地震では大規模な液状化が発生し,各種指針類において液状化に関する判定方法などの改定がなされてきました。新潟県中越地震では,地形分類上は液状化しにくい地盤であっても,集水地形にある宅地造成地などで液状化が起こりうること,埋戻し土において局地的な液状化被害が生じることが明らかとなっています。震度6程度の地震は今後も数十年に一度は発生の可能性があり,液状化に対する被害軽減対策の重要性が増しています。
本講習会は,液状化の被害状況とメカニズム,調査と発生・変形予測や各種の対策工法に関する最新の成果を実務者にわかりやすく解説します。
【分類:構造物の設計・施工−計画・対策−液状化対策,CPDポイント:6.0】
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■No.26 建設・産業副産物の地盤工学に関する有効利用講習会
東京会場:12月
天然資源の枯渇,産業処分場の減少,不法投棄の増加など環境問題がとかく論じられ,持続性のある循環型社会の構築が提唱されるに至っています。地盤工学の分野でも廃棄物の評価・処理技術に関する研究のほかに,最近ではリサイクル材料に関する研究も増えてきていますが,構造物に適用する際の考え方や設計・施工法などは確立していません。このような状況を踏まえ,平成17年4月号から9月号にかけて「土と基礎」に連載されました「建設・産業副産物の地盤工学的有効利用」と題する講座をもとに,地盤工学的な建設・産業副産物の材料特性,現状での具体的な利用状況などについて分かりやすく解説します。
【分類:地盤環境−リサイクル・環境保全−リサイクル技術,CPDポイント:6.0】
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■No.27 続・土壌・地下水汚染の調査・予測・対策講習会
東京会場:2月の2日間
土壌・地下水汚染の問題は,いまや社会問題となっているとともに環境に配慮された対策が必要になっております。本分野の関連技術の開発は動きが早く,2002年5月に出版した『土壌・地下水汚染の調査・予測・対策』以降,土壌汚染対策法も整備され,新たな情報や知見が展開されております。
今回,既刊本では収録出来なかった内容を含め,続版として新刊本『続・土壌・地下水汚染の調査・予測・対策』(仮称)を出版いたします。そこで,この新刊本をテキストとして講習会を開催し,最新の知見・情報の紹介を含めて分かりやすく解説します。 【分類:地盤環境−汚染・環境物質の挙動,CPDポイント:12.0】
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■No.28 設計用地盤定数の決め方−土質編−講習会 東京会場:3月,北海道会場,関西会場,四国会場は19年度開催予定
土質地盤の設計用地盤定数については,c,φ,N値が最も基本的な指標値,物性値として活用されてきました。しかし近年,土構造物の大型化・高度化にともない,
FEMなどの数値解析手法が設計実務に取り入れられることも多くなっています。本講習会ではc,φ,N値だけにとどまらず,変形特性や透水特性などの地盤物性についても取り上げ,また慣用設計法以外の新しい試みにも触れつつ,土質地盤の強度,変形,透水および動的特性のそれぞれについて,調査・試験方法,設計用地盤定数の評価,設計・施工への適用事例などを,新刊「設計用地盤定数の決め方−土質編−」をテキストにわかりやすく解説します。
【分類:地盤調査と土質試験−地盤調査−地盤定数の決定と活用,CPDポイント:6.0】
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■No.29 設計用地盤定数の決め方−岩盤編−講習会
東京会場:1月
岩盤の設計用地盤定数については,土質地盤のように統一的かつ定量的に評価できるN値などの指標もなく,室内試験による強度が実際の地山の強度と著しく異なるなど,一般に難解な印象を与えます。このため,各種設計基準類などにおいてもその取り扱いの方法が異なり,評価(岩盤分類など)の方法も様々となっています。本講習会では,新刊「設計用地盤定数の決め方−岩盤編−」をテキストに,様々な形態をなす岩盤の強度特性・変形特性・透水性および動的特性について,調査・試験方法,設計用地盤定数の評価,設計・施工への適用例などをわかりやすく解説します。
【分類:地盤調査と土質試験−地盤調査−地盤定数の決定と活用,CPDポイント:6.0】
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■No.30 地盤工学分野における国際標準化活動と今後の課題講習会
東京会場:開催せず
グローバル化が進む中,我が国では産業競争力を今後とも確保するために,国際標準化活動を積極的に行っています。我々の携わる土木分野では,土木学会のISO対応特別委員会において,活発な活動が行われおります。また,地盤工学分野に関しては,地盤工学会ISO検討委員会において対応し,「土と基礎」で「ISOだより」を掲載し,活動報告などを随時紹介しています。本講習会では,地盤工学分野における国際標準化活動の現状と今後の動向を説明します。
【分類:国際化−調査・設計・施工−海外規格・基準(ISO・CEN),CPDポイント:6.0】
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