歴代会長挨拶 (第一代 会長 末岡 徹)


はじめに

 この度の新しい資格制度である地盤品質判定士のための地盤品質判定士協議会(JAGE: The Japanese Association for Geotechnical Evaluation)の発足,誠におめでとうございます。本資格制度は,2011年3月の東日本大震災における多くの液状化や造成宅地の被害に鑑み,同様な被害を繰り返さないために創立されたものです。今回、住宅・宅地地盤・基礎の調査・設計・施工に関係する7団体のご尽力により、土木・建築両方の知識と経験が活かせる資格が完成しました。皆様の積極的な受験とご理解を心よりお願いします。
 

地盤品質判定士の将来展望

 この新しい資格制度は,関係諸団体のご協力の下,産声をあげたばかりです。本資格の概要や意義については,日下部治資格制度監理委員長が紹介しているとおりですが,協議会が目指す志は高いと自負しています。すなわち,地盤品質判定士の資格を持つ技術者には,造成宅地や液状化,基礎に関する調査・設計・施工の幅広い知識や経験はもちろんのこと,高い倫理性も要求されます。なぜならば,いろいろな利害関係のある中で国民の最も基本となる私有財産である住宅を扱うとともに,国民の共有財産とも言える地盤情報について専門的な評価を行うからです。
 この高い目標を達成するため,地盤設計に関する各種技術書や仕様書の中にも本資格保有者等の必要性が記載され,最終的には法令が整備されることが望ましいと考えています。そして,専門家の立場から地盤情報を扱い国民の安全・安心を確保する基本的な資格として地盤品質判定士を位置付けたいと思います。そのためにも,今後も本資格制度を育てていく粘り強い努力が必要です。

これから求められる安全・安心な社会とは

 住宅・宅地は個人の財産であり,過度に公的な組織が関与することは,これまで避けられてきた傾向があります。
しかしながら,阪神大震災や東日本大震災,そして,今後発生が危惧される首都直下地震や東海・東南海・南海地震を考えた時,国民の基本的財産である住宅・宅地の安全・安心を確保することは喫緊の課題です。地盤品質判定士の資格保有者が,これらの課題を積極的に解決し,国民一人一人の安全・安心に寄与する事を期待します。
地盤品質判定士協議会 会長 末岡  徹  
((公社)地盤工学会 会長)  

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