地盤工学会では,多岐にわたる活動領域での調査・研究事業を行っており,その一環として,平成24年度から平成28年度までの期間において,「我が国の道路保全技術の向上に資する調査研究事業」に係る日本国内の45歳以下の研究者・技術者を対象に,学会が指定する下記の3テーマを調査研究課題とする研究助成事業を実施することになっています。
(調査研究課題:地盤工学会が指定する3テーマ)
① 切土・盛土部における道路保全技術に関する研究
② 橋梁との接合部における道路保全技術に関する研究
③ 道路下に敷設された埋設物や道路の陥没に関連する道路保全技術の研究
「平成27年度 道路保全地盤技術向上に資する調査・研究」につきましては、第51回地盤工学研究発表会にて成果報告会を開催し,研究成果の発表の場を設けました。
日 時:平成28年9月14日(水) 午前Ⅰの部 9:00 ~ 10:30
会 場:岡山大学 第15会場(一般教育棟E棟2F E21)
プログラム(敬称略)
司会:宮田喜壽(平成27年度道路保全地盤技術向上の調査・研究助成審査委員会委員長,防衛大学校)
09:00 ~ 09:05 開会あいさつ
09:05 ~ 10:20 報 告
10:20 ~ 10:30 質疑応答
(1件あたり:発表15分、〇印:口頭発表者)
発表時間 | 研究テーマ等 | 研究者名 | 成果報告 |
---|---|---|---|
09:05 ~ 09:20 | 表面波探査の高度利用による積雪寒冷地における道路盛土の健全性評価手法の開発 | 〇川尻 峻三(北見工業大学) 橋本 聖(寒地土木研究所) 川口 貴之(北見工業大学) |
PDF1.01MB |
09:20 ~ 09:35 | 外部応力による地中空洞崩落・道路陥没発生メカニズムの解明 | 〇佐藤 真理(島根大学) 藤澤 和謙(京都大学大学院) |
PDF850KB |
09:35 ~ 09:50 | 真空圧密を併用した盛土の施工における泥炭の強度増加とその推定に関する研究 | 〇荻野 俊寛(秋田大学大学院) | PDF1.01MB |
09:50 ~ 10:05 | 気候変動への対応を視野に入れた盛土内水位予測モデルの開発 | 〇西村 聡(北海道大学大学院) 所 哲也(苫小牧工業高等専門学校) 泉 典洋(北海道大学大学院) 山田 朋人(北海道大学大学院) |
PDF1.32MB |
10:05 ~ 10:20 | 下水道管渠の老朽化に起因する道路陥没の対策工法の提案に関する研究 | 〇椋木 俊文(熊本大学大学院) 大谷 順(熊本大学大学院) |
PDF2.59MB |
※道路保全地盤技術向上の調査・研究助成審査委員会のページはこちらから※
(過去の採択関連についてご確認いただけます)