令和6年度事業企画賞表彰者が、令和7年2月21日の理事会において決定いたしました。なお、6月10日の第67回通常総会で授与いたします。
| 表彰業績名 | 表彰対象者 | 
| 第58 回地盤工学研究発表会でのダイバーシティ関連セッション(一般公開) 「多様な人材活躍で学会・業界を盛り上げよう」  | 
会員・支部部 ダイバーシティ委員会  | 
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 ●授賞理由:  多様な人材活用および働き方改革等は,各組織の発展や人材確保に不可欠な課題である。本企画は,それらダイバーシティへの対応について,地盤工学の領域と密接な関りを持つ,建設・土木,地質学など広い分野において永らく研究や実践を行ってきた第一人者を招き,議論,情報発信をするために企画されたものである。内容については,学会会員に対する本件の理解促進や,地盤工学会が外部との連携を意識した“開かれた学会”であることを広く認識されることに貢献したものと評価できる。以上より,本企画を事業企画賞候補として推薦する。  | 
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 地盤工学のためのデータサイエンス基礎講座  | 
関西支部 行事広報G  | 
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 ●授賞理由:  本企画は,地盤工学分野におけるデータの特性や他分野との違い,その特性を考慮したデータ解析の重要性を普及させる画期的な試みである。基礎学習からプログラミング演習を含む実践的な学びを提供し,データ解析の具体的な手法を分かりやすく解説している点で高い意義を有する。また,地盤工学分野の発展に寄与するだけでなく,今後は関西支部のみならず全国を対象とした本部での開催への展開も期待される。以上の理由により,本企画を事業企画賞候補として推薦する。  | 
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| スクリューウエイト貫入試験(SWS)による宅地の液状化に対する安全性検討方法(案) | 関東支部 地盤情報を活用した首都直下型地震に対する宅地防災検討委員会 (委員長:清木隆文)  | 
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 ●授賞理由:  本企画は,東日本大震災等で課題となった戸建て住宅の液状化被害に対して住民や自治体,住宅業者が簡便かつ定量的に液状化リスクを把握できるように宅地の液状化安全性評価方法の確立を検討されたものである。従来の高コストなボーリング調査に代わり,SWS 試験を活用することで,狭隘な場所でも低コストで住宅の沈下や傾きを評価することが可能となる手法が確立された。この取り組みにより,戸建て住宅の液状化対策の普及,災害リスクの軽減に大きく寄与することが期待され,学術的意義と社会的意義を兼ね備えた取り組みとして,本企画を事業企画賞候補として推薦する。  | 
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