【終了】5月29日(木)開催 国際講演会:第63回Rankine Lecture 記念講演会(曽我 健一 教授)

主催:地盤工学会
共催:京都大学大学院工学研究科
時期:2025/5/29
担当部署:国際部

 英国地盤工学会(The British Geotechnical Association:BGA)では毎年3月に土質力学、地盤工学分野において顕著な功績を有する研究者による招待講演「Rankine Lecture」を実施しています。第63回となる2025年はカリフォルニア大学バークレー校の曽我 健一教授による“From Geo-monitor to Geo-adapt: leveraging distributed sensing and data analytics for performance-based design, construction, and maintenance”と題した講演が3月19日に英国・Imperial College Londonで開催されました。日本人によるRankine Lectureは1993年の石原 研而先生(東京大学名誉教授)以来2人目の快挙です。近年、建設業のDX化が推進され地盤情報の蓄積の重要性が増す中で、地盤モニタリングに関する最新の研究と展望について日本の地盤工学会員が触れる機会を提供することを目的として、本講演会を企画しました。産官学を問わず多くの会員に奮ってご参加いただきたく存じます。


日 時 :2025年 5月 29日(木) 14:00 ~ 16:00
場 所 :京都大学吉田キャンパス 総合研究 3 号館 1F共通155講義室およびZoomによるオンライン

定 員 :現地参加200名,オンライン1,000名
     ※定員に上限があるため、申込みの先着順とさせていただきます。
      →現地参加希望でお申込みの方は、現地参加いただけます。(5/23更新)
参加費 :無料

申込方法:下記フォームにてお申込みください。
申込フォーム: 受付を終了しました。

申込期限:2025年 5月 22日(木)

講 師 :曽我 健一 教授(カリフォルニア大学バークレー校)
講演内容:(BGAウェブサイトの文を和訳:https://www.britishgeotech.org/event/63rd-rankine-lecture/
地盤技術者は、社会基盤構造物の寿命や災害時の性能に関する不確実性に対処しながら、その安全性や経済性を確保しています。構造物の安全性は通常、過去の経験や信頼性解析に基づいて破壊確率を評価し、被害を最小限に抑えることで達成されます。一方で、近年のセンシング、通信、計算技術の進展により、地盤構造物を建設中および供用中に継続的かつ経済的にモニタリングすることが可能になってきています。これにより、以下のような対応が可能となります: (a) 破壊が始まった場合に適切かつ効果的に対応すること、(b) 将来の未知の需要に対応すること、(c) 将来のインフラの設計・施工・運用に向けた改善点を見出すこと。本講演では、トンネル、パイプライン、深い基礎といった3つの事例を紹介し、分散型センシングデータとデータ解析技術がいかに地盤工学的な洞察を提供し、変化し続ける社会的ニーズに適応する手段となるかを示します。
※録画録音、参加URLの無断共有は固く禁止させていただきます。

お問合せ先:京都大学 大学院工学研究科 社会基盤工学専攻
      地盤力学講座 地盤力学分野
      橋本 涼太
      E-mail: hashimoto.ryota.6e☆kyoto-u.ac.jp(☆を@に置き換えてください)