11/27(月)開催「現場実験から把握する地下水の実流速」 廃炉地盤工学委員会講習会

主催:本部 時期:2017年11月 開催地:東京都世田谷区 担当部署:調査・研究部
下記のとおり講習会(公開実験)を開催いたします。奮ってご参加いただければ幸いです。

日 時:  2017年11月27日(月)9:00-17:00
場 所: 日大文理学部(京王線下高井戸) 百周年記念館と同敷地内
日大文理学部アクセス(https://www.chs.nihon-u.ac.jp/access/)
主 催: 地盤工学会(廃炉地盤工学委員会
後 援: 日本地下水学会
定 員: 30名
費 用: 無料
申 込: 右の申込フォームから必要事項を送信してください。 ◆参加申込フォーム
申込期限:11月12日(日)
CPDポイント:6.5

目 的:
福島第一原子力発電所の廃止措置において,「現状から廃止措置までの長期間の地下水環境・作業環境の状況調査と将来予測」のために,原子力技術者と協働できる新しい地盤工学技術者の育成プログラムとして,下記の講習会を企画した。本プログラムは,文部科学省から地盤工学会が受託した「福島第一原子力発電所構内環境評価・デブリ取出しから廃炉までを想定した地盤工学的新技術開発と人材育成プログラム」の業務である。

一般に地盤工学では,地下水は流量が問題になることが多いため,ダルシーの法則に従う地下水解析を教えている。この方法は,地盤を多孔質体と仮定し,全断面でどれだけの流量があるかを算定するため,透水係数という地盤パラメータでその特性を表現したものである。しかし,地下水は実際には,土粒子の間隙を縫って流れるため,透水係数から算定された流速(ダルシー流速)より,実際の流速(実流速)は速くなる。また,地盤の間隙率(有効間隙率)や動水勾配も影響すると考えられる。したがって,地下水による汚染物質等の広がりを把握するためには,この実流速が重要となることから,本講習会は現場ボーリング孔を用いて,トレーサー試験により実流速を把握する。

なお,本企画は地盤工学会 調査研究部のもとに設置された「廃炉地盤工学委員会」の活動の一環である。

実施内容:
基本的には午前中は座学で午後は実験とする。最初に問題点の概要に加え,現場ボーリング孔を用いた実験の目的と内容を説明する。実験の内容は水理試験(スラグ試験,揚水試験)とトレーサー試験である。水理試験により現場の対象土層の透水係数を算定し,トレーサー試験により平均実流速を把握する。今回は揚水井戸にて対象土層に動水勾配をつけた一種の加速試験である。そのため,動水勾配や流速が場所によって変化するため,測定結果からだけでは実流速は評価できず,モデル解析を併用して,結果の解釈を行う。特に,今回のポイントは,講習会を通じて実際の計測の問題点とその解決策を把握してもらい,今後の現場実測のあり方を理論と実験の両面から学習する。

プログラム:
9:00~9:10 挨拶
9:10~9:50 地盤の水理調査計画の考え方
9:50~10:30 トレーサ試験のための事前地質環境調査
10:30~10:40 休憩
10:40~11:40 トレーサ試験の結果評価
11:40~12:40 昼休み
12:40~13:00 現場実習:揚水試験/トレーサ試験(投入)
13:00~14:00 地表からの調査に関する先行事例(瑞浪超深地層研究所)
14:00~14:10 休憩
14:10~15:30 現場実習:スラグ試験,トレーサ試験(途中結果)
15:30~17:00 トレーサ試験の理論解析
17:00 終了

問合せ先 :
公益社団法人地盤工学会 「廃炉地盤工学研究委員会 講習会」係
decomm★jiban.or.jp (★→@)電話:03-3946-8673
〒112-0011 東京都文京区千石4-38-2