ダイバーシティ委員会

 過去の活動記録

1.主旨

 地盤工学会では,企画部において,男女共同参画推進に関わる活動を,2004年頃から本格的に開始した。6年間にわたる様々な活動・検討の末、2010年度、本委員会が発足した。ダイバーシティとは,“多様な人材の個性を価値として活かし,それぞれが実力を発揮できる文化や環境の構築”と定義され,近年先進的企業では経営戦略の一環として取組みが進んでいる。組織内のダイバーシティ推進が経営的に何故有利であるか,その論拠や事例は過去のダイバーシティ特別セッションなどでもたびたび紹介されている。学会のように様々な立場の人が集う場は,多様な人材の宝庫であり,仕事上の枠を超えた人と人のつながりが醸成される機会も多く,ダイバーシティ推進が学会の価値を高めると言っても過言ではない。

(1)ダイバーシティに関する意識の浸透・定着
真のダイバーシティ推進は,組織内の多くの人がその目的と意義を理解し自分の問題として捉えていただかない限り実現は遠い。ホームページや地盤工学会誌など様々な媒体を通じて委員会活動および関連事項を広報する他,研究発表会特別セッションなど関連イベントを継続的に企画する。

(2)会員を対象とした具合的支援
様々な立場の方を対象とした座談会を企画し,会員のニーズを把握する。ベテラン会員から若手会員への円滑な世代交代は学会の重要課題のひとつである。

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2.活動案内

ダイバーシティ委員は下記のような活動を行っています。
(1)技術者・研究者紹介 
  様々な会員(男女・職種・国籍)のワークやライフについての情報を提供しています。
(2)地盤工学研究発表会「特別セッション」「サロン・土・カフェW」の開催
  地盤⼯学研究発表会の特別セッションにおいて「地域に根ざした」ダイバーシティの情報公開・共有に努め,会員同⼠の交流の場を提供しています。
(3)地盤工学研究発表会「託児所」の設置
  地盤工学研究発表会にて託児所を設置しています。女性・男性問わず利用可能です。利用に関しては、遠慮なく学会までお問い合わせください。
(4)その他の活動・行事
  ・「地盤工学会 ダイバーシティ座談会(ワールドカフェ)」の開催
   今後、地盤工学会を背負う研究者・技術者の意見交換の場を提供しています。
  ・「女子中高生夏の学校」への出展
   夏休み期間に女子中高生を対象に地盤工学の紹介をしています。
  ・「サロン・土・カフェW@オンライン」の開催 new!

3.委員会サポーターの募集

 地盤工学会では、ダイバーシティ推進を積極的に図っており、活動状況をその都度伝え、必要に応じてご意見をいただき、各種イベント等で協力して下さる方をサポーターとして募集します。
堅苦しく考えずに、まずは関心をもっていただくことから私達の活動の輪が広がり実効性を持つものと信じています。
ダイバーシティ実現へ向けて、サポーターへの登録をお待ちしております。
 ご応募にあたっては、ご氏名、会員番号、住所、勤務先、E-mailアドレス、専門分野等および委員会活動へのコメントをE-mailなどでご提出ください。
★★★ 問い合わせ・申込先:公益社団法人 地盤工学会 ダイバーシティ委員会
jgs-diversity★jiban.or.jp(★を@に変えて送信してください)
電話 03-3946-8671 Fax. 03-3946-8678

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4.名簿(2024年度)

会 務 氏 名 所属先
委員長
(会員・支部部長)
平永 佐知子 ジェイアール東海コンサルタンツ株式会社
委 員
(技術普及委員会)
竹内 秀克 株式会社不動テトラ
委 員 川村 志麻 室蘭工業大学
委 員 浅田 素之 清水建設株式会社
委 員 尾川 七瀬  株式会社技研製作所
委 員 片岡 沙都紀 北見工業大学
委 員 亀村 勝美 公益財団法人深田地質研究所
委 員 北田 奈緒子 一般財団法人GRI財団
委 員 小林 俊一 金沢大学
委 員 佐藤 芙美 千代田化工建設株式会社
委 員 清木 隆文 宇都宮大学
委 員 中本 詩瑶 DNV
委 員 水野 香織 株式会社フジタ
委 員 佐藤 厚子 国立研究開発法人 土木研究所 寒地土木研究所
オブザーバー 熊野 直子 愛媛大学
オブザーバー 高原 利幸 金沢工業大学
オブザーバー 澤田 茉伊 東京工業大学

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5.最新の活動報告

(1)技術者・研究者紹介
 地盤学会誌2015年7月号に技術者・研究者の紹介を目的としたダイバーシティの特集が組まれました。
その反響を機に継続的に様々な技術者・研究者の紹介を実施しております。どの寄稿も必見です!
 ①地盤学会誌2015年7月号ダイバーシティの特集
  10名の地盤工学会員が,ご自分のワークライフバランスや,ダイバーシティへの取組みについて語っています。
  →詳細はこちら
 ②技術者・研究者紹介web版 New!
  2017年1月から,web版がスタートしました。仕事と家庭のバランスに悩んでいる方から,海外から日本にきて
  留学・就職して戸惑っている方まで,みんなが笑顔になるヒントがいっぱいです。
 ③技術者・研究者紹介 定期便
  2023年3月より、年2回の頻度で、学会誌と委員会HPの両方で掲載します。
  本活動は,地盤工学会員の皆様に,ご自分のライフワークバランスやダイバーシティへの取り組みなどについて
  語っていただく場となっております。
  今後の掲載をぜひご期待ください。
No. 題名 執筆者 掲載月
13 Efforts to build work environment for foreign students and to promote diversity
外国人留学生のための労働環境を築き,ダイバーシティを促進するための取組み (地盤工学会誌2023年10月号掲載記事より)
Tamboura, H.H.(ハミドゥ ハマドゥン タンボゥラ) 2023年10月
12
コロナ禍における私の仕事 (地盤工学会誌2023年3月号掲載記事より)
佐藤 厚子 2023年3月
11 コロナ禍を逆手に取ったダイバーシティーの拡大 飛田 哲男 2020年12月
10 コロナ禍でのテレワークにより変化した私のワークライフバランス 小林 真貴子 2020年11月
9 家族と一緒に考えるワークライフバランス~育児休職と在宅勤務を経験して~ 酒本 真先 2020年10月
8
海外留学を通じて感じたダイバーシティ 藤川 拓朗 2019年5月
7
私が考えるダイバーシティ 藤島 雅也
2019年3月
6 「働くということ」とこれからの社会 北田 奈緒子 2018年6月
5 家族と考えるワーク・ライフ・バランス 濁川 直寛 2018年2月
4 私の日常と小さな取り組み 澤田 茉伊 2017年11月
3 私にとっての日本~今までとこれから~ ハザリカ へマンタ 2017年6月
2 ダイバーシティの必要性を考える 松井 秀岳 2017年5月
1 私とダイバーシティ 中村 ひとみ 2017年1月

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(2)地盤工学研究発表会「特別セッション」「サロン・土・カフェW」の開催
 コロナ禍での集会形式の行事が制限される中、2020年度の特別セッションは中止を余儀なくされました。
2021年度は、サロン・土・カフェWと組み合わせ、Zoomを用いたフルオンラインのセッションとし、30名以上の方に出席
いただき、アンコンシャスバイアスなどについて、活発に意見交換をしました。
 2022年度は、対面(新潟会場)とZoomのハイブリッドで開催、40名以上の方に参加いただきました。
 ★ 2024年度『ダイバーシティ関連セッション+サロン・土・カフェW』のご案内はこちら new! 
 (終了)2023年度『ダイバーシティ関連セッション+サロン・土・カフェW』のご案内はこちら 

(3)地盤⼯学研究発表会「託児所」の設置
 2016年8月7日、埼玉県比企郡で開催された「女子中高生夏の学校」にポスターブースを出展しました。本事業は女子中高生の科学分野に興味・関心のある女子中高生の保護者・教員を対象とし、進路選択の一助となるべく実施されております。液状化実験装置とエッキーを用いて、液状化の実験をし、さらに今年はこれに加えて泥団子の展示や解説も加え,これらを通して地盤工学の意義や魅力を伝えるとともに、インタビュー形式のPOP を用い大学の専攻科から研究内容や現在の仕事、職場など地盤工学に携わる女性たちの紹介などを行いました。
 →過去の活動記録
(4)その他の活動
 ①「地盤工学会 ダイバーシティ座談会(ワールドカフェ)」の開催
 →過去の活動記録
 ②「女子中学生 夏の学校」への出展
 →過去の活動記録
 ③「サロン・土・カフェW@オンライン」の開催
 →詳細はこちら 

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6.委員会関連資料

・土木学会 ダイバーシティ委員会
http://committees.jsce.or.jp/diversity/

・理工チャレンジ(リコチャレ)応援団体として登録されました
https://www.gender.go.jp/c-challenge/kyouryoku/gakujutsu/021.html

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