地盤工学に関する規格・基準,および表記法等の制定,管理と,これらに関する図書の刊行に関する事項を扱っており,以下に示す内容を審議しています。基準部会は年に10回程度開催し,全体で審議を行うほか,メール審議も活用し,規格・基準の早期制定に努めています。
· 土や地盤の試験方法・調査方法に関する地盤工学会基準(JGS)の制定・改正・廃止・管理
· 日本工業規格(JIS)の制定・改正・確認・廃止等に伴う原案作成
· 地盤工学ISO規格と国内規格,基準との調整
· 規格・基準に関する刊行物の出版・改訂・管理
· 最新情報
· 基準部関係委員会
役 職 |
氏 名 |
所 属 |
備 考 |
理事・部長 |
北誥 昌樹 |
(独)港湾空港技術研究所 |
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理 事 |
江藤 芳武 |
九州電力(株) |
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部員兼幹事 |
仙頭 紀明 |
日本大学 |
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部 員 |
伊貝 聡司 |
大成基礎設計(株) |
地盤工学表記法委員会 |
部 員 |
長田 昌彦 |
埼玉大学地圏科学研究センター |
地盤調査規格・基準委員会(岩) |
部 員 |
川崎 了 |
北海道大学 |
室内試験規格・基準委員会(岩) |
部 員 |
岸田 潔 |
京都大学 |
ISO国内委員会 |
部 員 |
関野 武志 |
経済産業省 |
JISC |
部 員 |
豊田 浩史 |
長岡技術科学大学 |
室内試験規格・基準委員会(土) |
部 員 |
西岡 英俊 |
(財)鉄道総合技術研究所 |
JIS担当 |
部 員 |
平井 貴雄 |
三井化学産資(株) |
地盤設計・施工基準委員会 |
部 員 |
利藤 房男 |
応用地質(株) |
地盤調査規格・基準委員会(土) |
オブザーバー |
寺本 邦一 |
(社)全国地質調査業協会連合会 |
データシート・(社)全地連 |
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・WG1 用語および用語の定義 |
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・WG2 データシートおよび情報化 |
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・WG1 物理探査・検層 |
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・WG2 ボーリング・サンプリング |
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・WG3 地下水 |
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・WG4 サウンディング |
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・WG5 原位置載荷 |
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・WG6 現場密度 |
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・WG7 現地計測 |
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・WG8 環境化学分析 |
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・WG9 傾斜計による岩盤内変位測定方法基準化 |
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・WG10 初期地圧の測定方法基準化 |
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・WG11 スウェーデン式サウンディング規格変更 |
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・WG12 動的コーン貫入試験 |
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・WG1 土構造物 |
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・WG2 杭の水平載荷試験 |
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・WG3 グラウンドアンカー |
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・WG4 サンドコンパクションパイル工法 |
基準関係としては,新規制定学会基準案として地盤調査関連3件,岩関連4件を制定し,土質試験関連1件,地盤調査関連1件を公示しました。また,「地盤工学標準用語」を全体的に見直し,改正を行いました。さらに,規格・基準の制定・見直しに関して迅速な対応および経費の縮減を図るため,委員会組織の再編を行い,平成18年度より新組織での運営を実施することになっています。出版物としては,「地盤調査−基本と手引き−」,「地盤工学用語辞典」を刊行しました。ISO関連では,ISO/TC182,ISO/TC190,ISO/TC221の他,CEN/TC288,CEN/TC341,CEN/TC250等の会議に延べ約30名の代表を派遣するとともにTC190総会を日本で開催し,我が国の意見が国際規格案の審議に反映されるように努めました。我が国がPメンバーとなっており,地盤工学会が国内審議団体であるISO/TC182,ISO/TC190,ISO/TC221では,規格案に対する各レベルでの投票を通じて,規格案の作成に大きく貢献しました。ISO関連の活動内容については,学会誌上で定期的に報告しています。
基準部では,土と岩の室内試験および調査法を統一的に論じること,また,規格・基準の制定および見直しに関して迅速な対応が行えるように,平成18年度より委員会組織を再編成しています。改組した室内試験規格・基準委員会と地盤調査規格・基準委員会においては,経費の縮減と基準の早期出版・改訂が可能となるよう,運営方法について実作業を進めながら改善していきます。また,ISO活動に関しては,TC221総会(ジオシンセティックス)の日本開催準備を整えるとともに,幹事国や議長国としての役割を担える体制作りを行います。
平成18年度より開始した新組織体制を軌道にのせ,活性化させます。特に,室内試験規格・基準委員会と地盤調査規格・基準委員会においては,経費の縮減と基準の早期出版が可能となるよう,運営方法について実作業を行いながら改善していき,規格・基準の5年毎の見直しができる体制作りを行います。基準書の出版形態についても検討し,常に最新の情報が手に入れられるように,IT化の導入を積極的に行います。委員会の内部評価を行い,戦略を持った基準作りを実施します。
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地盤工学会 The Japanese Geotechnical Society
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